HOMETopics

米国株長期予測(2018年1月24日付)



1月22日のモーサテにホリコ・キャピタル・マネージメントの堀古英司さんが出演し、 米国株とドル円の長期予測をお話されていましたのでまとめてみます。
1.ドル円は今後5年間で1ドル150円の可能性がある。

ドル円相場は日米の実質金利差に連動する。例えば、2007年以降の金融危機後は、米国は 実質金利をどんどん下げ、日本は実質金利が上がらなかったのに何もしなかった。この結果 70円台まで円高が進んだ。現在は、米国は昨年末からの税制改革で財政拡大路線に入り (景気拡大で金利が上昇)、日本は財政引き締め・増税を行っている(金利は動かせない 状況)。

この2年間で日米実質金利差は1%拡大したが、このトレンドは今後も続き金利差は 開いていく。
2.米国の財政悪化懸念もあるが、今回の税制改革は法人税減税が主体で、海外から ビジネスが戻ってくるためカバー可能と考えている。米国は税率でイギリスに次いで 優位である。

3.金利は生活に影響が大きいが、米国の住宅ローン金利は変動金利が全体の金融危機 前に50%を超えていた。現在は低下傾向にある。

日本はずっと変動金利が50%超で金利を動かすと影響が大きく金利は動かせない。

4.株式のリターンは「リスクのない金利+リスクプレミアム《で計算するが、この計算 だと現在のリターンは7%ちょっとになり、米国株は5年後36,500ドルということになる。 今後1年では、同じ計算で28,500ドルということだ。
5.現在は、株式より債券バブルの処理が必要だ。これが先に正常化してから株式のバブル を語るべきである。

6.リセッションは金融機関のレバレッジが調整するときに生じるが。金融機関のレバ レッジは金融危機前が30倊であったのに対して現在は10倊くらいなのでリセッションを 心配する時期ではない。景気が良いときは金利が上昇するのは当然で急激な利上げがない 限りまだ心配する状況ではない。
7.米国の金融機関は良い環境にあり、金融規制が厳しかったため、新規参入者がおらず、現在のプレーヤーで果実を独占できる。 ➀低レバレッジ ➁金融規制の緩和 ➂長期金利上昇 ➃法人税減税でビジネス環境改善  6月のストレステスト後に株価上昇が期待できる。

※ 図はモーサテ(ホリコ・キャピタル・マネージメント)からのものです。

Copyright (C) Rimland Economic Research Institute, All Rights Reserved.