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地政学的なリスクがにわかに高まり、世界の株式もリスクを織り込みつつあります。

一部で4月27日がXデーとの情報もあるようですが、米国は昔から先制攻撃
については世論が容認しませんし、イラク戦争の反省もあります。
太平洋戦争の例から考えても相手の行動をきっかけにして攻撃するのではないでしょうか。

米国は基本的に先に手を出したくないので、4月15日の金日成誕生日の祝砲
としてのミサイル打ち上げ上げなど、次のICBM発射をトリガーにして
攻撃したいようです。
既に、ミサイル迎撃の用意は整っているとのトランプ大統領の発言があります。

 また、カールヴィンソンの目的ですが、北朝鮮攻撃用ではなく、自衛隊と組んで
在韓の米人及び法人(軍や大使館関係者等)救出用の拠点にするらしいとのことです。
ただし、北朝鮮はそう考えないでしょう。

 ただ、米中首脳会談で、中国が北朝鮮問題で協力すれば「貿易条件」を有利に すると話したようです。トランプ大統領はツイッターで、「中国が北朝鮮問題を 解決するなら米国との通商合意ははるかに良いものになると習主席に説明した」 といっています。 これを考えると米国が「ストライク」する可能性はかなりあると 考えざるを得ません。

4月27日あたりまでは緊張が続くようですので、マーケットはリスクオフ的な動きを 継続すると思われます。

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